
ハンドヘルドライトは、軍や法執行機関、消防、救急のようなプロフェッショナルからアウトドアユーザーや産業従事者など官民を問わず幅広いユーザーに使用されているフラッシュライトです。
クリップ付きのモデルなどはポケットに入れて収納することも可能ですが、確実な保持だけでなく、運用の補助もするライトホルダーもございます。
今回は機能的なフラッシュライトホルダーをご紹介していますので是非ご覧ください!
ハンドヘルドライトを安全かつ機能的に運搬するための方法
メーカーを問わずハンドヘルドライトのメリットは、照射したい方向に自由に向けられることです。
銃器に装着したライトで捜索活動や監視活動を行うと、銃口が光の方向に向いてしまい、銃の取り扱いルールである「壊したくないものに銃口は向けない」に反します。
ハンドヘルドライトは、業種を問わず職務上必ず携行すべきだと思います。
フラッシュライトを常時携帯することができるクリップ付きのモデルやそのための各種アクセサリーがあります。
ここではNEXTORCHのV51 Flashlight Holsterをご紹介しましょう。
NEXTORCH V51 Flashlight Holster
ハンドヘルドライト用ライトホルダーに求められるのは、迅速な使用が可能な操作性と激しい動きで脱落しない保持力です。
V51 Flashlight Holsterは、法執行機関の職務の多様性に合せて開発されました。
16ポジションをもつロックシステムは、360度の回転機能を使うことでハンズフリーの照明が可能なので、犯罪現場でのレポート作成や捜索作業などに使用されています。
55mmまでのデューティベルトとMOLLEプラットフォームの両方に装着対応するので、ベルトやモールシステムを装備したアーマーやバックパックにも装着できます。
そのため警察官や自衛官だけでなく、消防や山岳レスキューにも最適なアイテムです。
直径25~32mmのライトに対応するので、市販のハンドヘルドライトには、特殊な形状ではない限り使用可能だと思います。
安全な携帯を維持して1秒を争うような緊急時に即座にアクセスできるフラッシュライトホルダーです。

著者の主観による忖度なしのレビュー
フラッシュライトは、使用用途に合わせてハンドヘルドライトとWMLを中心として数多くのバリエーションがあります。
今回は、フラッシュライトメーカー3社をご紹介しましたが、その中でもメーカー独自の研究と開発によって個性ある製品が多数ございます。
フラッシュライトは、海外の銃器レビューサイトや銃器専門家のブログでも新製品発売や従来品がアップデートされるたびに昔からテーマとして取り上げられています。
そのレビューを見ると、性能だけではなく価格を含めて長所と短所が記載されていることが多いです。
これは実際に使うユーザーが必要としている情報だからでしょう。
ここでもその例に倣って、簡単なレビューをさせていただこうと思います。
最初にお断りしておきますが、これは筆者個人の主観的意見であり、何かを代表したものではないことはご理解をよろしくお願いいたします。
SureFire
机に置くと転がるかのような(のちに改良され転がらないデザインのベゼルになりました)丸形ベゼルの初期型6Pの小さなボディから発せられた強烈な光への驚きは今も覚えております。
そこからスタートしていった進化と業界ナンバーワンの実績は自他ともに認められるものかと思います。
その後のバリエーションとなった同社のハンドヘルドやWMLなどを使いましたが、安定した性能を体感しています。
現在は、バリエーションも豊富で使用用途に応じたモデルを選択しやすくなっています。
その高性能ゆえに高額な商品が中心となりますが、軽量なポリマー製ボディを持つG2シリーズのような価格を抑えたモデルも販売されているので、導入検討される際には視野に入れておいていただきたいです。

Modlite Systems
創業も最近ということで、先行する先輩メーカーの製品に対する不満点を研究して自社製品に反映させている印象があります。
用途をより明確にしたビームパターンやバッテリーサイズが合うボディを使う他社製品を使うユーザーが容易に自社製品に乗り換えができるのも注目点です。
ModliteマルチモードハンドヘルドPLHv2-18650を所有者からお借りして使う機会がありましたが、真ん中に集光した光と外周光との光差がはっきり出るため、照射した目標物確認が容易に行えました。
新参メーカーであり用途を特化した企業方向性からバリエーションが少なく、高性能を引き出すパーツ構成のため高額製品が中心となりますが、新製品のNOXONが品質を維持しつつ低価格ということなので期待したいところです。

Streamlight
かゆい所に手が届く工業製品ブランドとして、品質に関する規格を習得し、官民を問わず幅広いジャンルに製品を供給しています。
現場主義というメーカーのポリシーから製品も独自性が強いものが多いのも特徴です。
例えば、アウトドアユーザーに人気のPROTAC 1L-1AA EVERYDAY CARRY FLASHLIGHTは、AAアルカリ電池とCR123Aリチウム電池のどちらかを使用可能で、バッテリーの入手が容易であることが上げられます。
付属クリップとコンパクトで軽量サイズなのでポケットにしまって過ごせます。
同社製品は、ルーメンやカンデラなどが他社製品と比較して低いことが上げられますが、商品の種類が豊富で手に入れやすい価格帯の製品が多いのが魅力です。

フラッシュライトは、道具ですので、「何にどう使うのか」が重要かと思います。
数多くある製品の中で目的に合ったものを選ぶことが大事ですので、長所と短所を見て検討を頂けたらと思います。
この記事が、フラッシュライト購入の際の参考の一つとしてだけでなく、読者の皆様の「話の種」となれば幸いです。